格安マンスリーマンションの落とし穴

できるだけ安い物件を探すために、「格安」と入力して検索したことはありませんか?また、マンスリーマンション+地名と入力した際、自動的に「~格安」というワードがサジェストされることもあるでしょう。

家賃が安い物件は魅力的ですが、格安物件にはそれなりの理由があります。格安マンスリーマンションの落とし穴にはまらないためにも、格安物件の注意点をきちんと理解しておきましょう。

新築なのに格安なマンスリーマンション…その理由は?

格安マンスリーマンションと聞くと、築年数が古いボロボロのマンションをイメージする方も多いでしょう。たしかにそのような物件も多くありますが、中には築年数が新しく、見た目もキレイなのに家賃が安いマンションも存在します。

格安でさらに新築となると、すぐにでもそのマンションを契約したくなるもの。しかし、そのような物件の中には、建築基準法違反の物件もあるため注意が必要です。

2018年5月、某大手不動産会社が施行したアパートの一部に、建築基準法違反の疑いがある建物が見つかったことがニュースになりました。建築基準法違反の内容は界壁工事不備で、アパート全棟を調査することが発表されています。

建築基準法に違反している物件は、防音性・耐震性・防火性などが低く、騒音トラブルや火災などのリスクが高い物件です。いくら格安とはいえ、このような物件に安心して住むことはできません。

見た目にはわからないため「外観がキレイだから大丈夫」と安心してしまいがちですが、見た目はよくても中身はボロボロ…という可能性もありますので、安さと見た目の良さだけで決めることはおすすめできません。

部屋を契約する前に、不動産屋について検索してみましょう。実際に住んでいる方・住んだことのある方の投稿から、不動産屋の評判を知ることができます。

木造アパートとマンションの違い

格安物件の中には新築の建物もありますが、その多くは木造アパートです。新築の木造アパートは建物がキレイで頑丈そうに見えますが、鉄筋コンクリート造のマンションとは比較になりません。

木造アパート最大のメリットは家賃の安さですが、デメリットも多く存在します。

木材は音を通しやすいため騒音トラブルに繋がるケースが多く、セキュリティ面でもマンションに劣りますし、防火性の低さも気になります。これまで鉄筋コンクリートでしか生活したことのない人にとって、木造アパートでの暮らしはストレスを感じることが多いかもしれません。

家賃が安い理由を知ろう

「格安」には何かしらの理由があります。ここでは、家賃が安くなる理由をいくつかあげていきます。

1. 築年数が古い

先述の通り、築年数が古い物件は相場に比べて家賃が下がります。一見するとキレイに見える建物でも、実は築30年以上経っている…という物件も多いですので、築年数は必ずチェックするようにしましょう。

2. 利便性が悪い

比較的新しい建物でも、相場より家賃が安い物件があります。この場合は、築年数以外に問題がないか、立地や設備にも目を通しましょう。たとえ新築であっても、不便な場所にある物件は家賃が安くなります。駅から遠い、周りに何もない、公共交通機関がない格安物件もありますので注意しましょう。

3. 家賃以外にお金がかかる

家賃自体は格安でも、それ以外で高額な料金が発生するケースがあります。契約手数料や、家賃とは別に毎月共益費(管理費)を支払わなければいけないところもあるので注意しましょう。

また、車を使う人は駐車料金も必ず確認しておきましょう。毎月高額な駐車料金がかかる物件ですと、格安でも結局は相場と変わらない家賃を支払うことになります。

マンスリーマンションの場合、鍵の受け渡しに要する日数も家賃が発生するケースがありますので、事前に確認することが大切です。

4. 設備・間取り・日当たりなど

築年数や立地以外には、設備・間取り・日当たりなども格安になる理由にあげられます。

たとえば、5階前後のマンションの中にはエレベーターがない物件もあります。いくら家賃が安いとはいえ、重い荷物を持って階段を往復するのは重労働。これが毎日続くのですから、エレベーター無しの上階に住むにはそれなりの覚悟が必要です。

また、間取りが悪く狭い、日当たりが悪い物件も相場より家賃が安くなる傾向にあります。

数字は正直!格安には訳がある

安い家賃で住めるに越したことはありませんが、住んでみてから「こんなはずじゃなかった……」と後悔し、引っ越すことになっては本末転倒です。安さだけで決めずに、築年数・立地・設備・間取りなど幅広くチェックするようにしてくださいね。

快適なマンスリーマンション生活を送るなら、駅近・オートロック付きマンション・手数料不要などの条件を重視することをおすすめします。とはいえ何を重視するかは人それぞれですので、住居に求める条件を事前にメモしてから物件探しをするようにしましょう。