社宅管理時代に感じたマンスリーと普通賃貸者の違い

仕事で社宅の管理担当をしていたときに、マンスリーマンションを何度も利用していました。そこで感じたマンスリーマンションのメリットについて紹介させていただきます。 

まず、マンスリーマンションを利用する最大のメリットとして感じたのが、「無駄な家賃を払わなくて済む」という点です。

一般的に、マンションを借りる際は2年間の普通賃貸借契約を締結することになります。すると、数ヶ月しか滞在する予定のない社員のために2年間の契約を行わなくてはならず、場合によっては契約期間内の解約により違約金を支払わなくてはならないケースもあります。

その点、マンスリーマンションではあらかじめ何ヶ月利用するという事を契約時に決めることができますので、経費の面でも非常に助かります。

また、マンスリーマンションサービスを全国展開している会社を利用することで、国内であればどこでも社宅の手配が可能になります。したがって、急な転勤で他県に移動する際、一から不動産会社を検索する必要がなく、一社を窓口として手続きが完了します。

社宅として部屋を借りる場合はオーナーとの賃貸借契約を締結することになりますが、実は地域によって契約に対して異なる慣習があるのです。

例えば関西方面であれば「敷引き」という慣習があり、敷金として預けたそのお金を契約上「敷引き」として定めていると、退去時に賃借人は敷金を返してもらうことができず、その敷引き分の金銭を償却することになります。

こうした地域ごとの慣習による取り決めや、契約ごとの条文の特異性は、オーナーが違う場合や地域が違えば当然に発生します。借主側の会社はその都度契約内容をチェックする必要があるので、社宅数が多ければ多いほど大変な作業になります。

しかし、全国的にマンスリーマンションを展開している会社の契約書の書式は統一化されているこが多く、契約ごとに細かな条文まで確認する必要がなくなります。違うのは賃料や契約期間などで、ルールや条文は基本的に同じです。

したがって、全国的に支店や営業所を持っている会社の場合は、毎回行うリーガルチェックの手間が省けて、社宅の手配手続きそのものが大変スピーディーに行えるようなるでしょう。

業務上の恩恵はそれだけではありません。細かなことではありますが、同じ会社のマンスリーマンションを利用すると、請求書、見積書、契約書などの全ての書類の書式が統一化されます。

したがって、確認する箇所が毎回同じであるため、各部門におけるチェック業務が簡便になります。実際私も、法務部のリーガルチェックや、経理部の出金申請時にも大変喜ばれたのを覚えています。 

社宅管理を行う上で心がけていたのは、いかに無駄な経費をかけずに、かつ社員に手間をかけさせずスピーディーに引越しを行わせることができるかでした。マンスリーマンションは、経費の面からも手続きの面からも大きな恩恵を受けることができ、利用するメリットは非常に高かったと思っています。