マンスリーマンションへの入居手続きの流れ

マンスリーマンションの契約方法は、通常の賃貸と少し異なります。そのため、申し込みや手続きの段階でつまずいてしまうこともあるでしょう。かく言う私も、初めてのマンスリーマンション探しでは契約までの流れがわからず強い不安を抱いていました。

不安を払拭し円滑に手続きを進めるために、まずはマンスリーマンションの入居までの流れを理解しておきましょう。

申し込みから入居までの流れ

1.問い合わせ

気になる物件が見つかったら、まずは問い合わせフォームや電話を利用し空室確認などの問い合わせを行います。不動産業者によっては、空室確認不要で予約申込みできるところもあります。

2.申込み

空室状況の確認が済んだら、予約を確定させるための申込みを行います。申込みは基本的にメール・FAX・郵送のいずれかの方法で行われるため、事務所へ出向く必要はありません。

お申込み時には、パスポートや運転免許証といった身分証明書の写しを提出するのが一般的です。必要書類は運営会社により異なるため、予め確認しておきましょう。

3.入金手続き

申込み書類を提出後、審査に通過すると契約書や請求書などが送られてきます。書類が手元に届いたら、期日までに入金手続きを行いましょう。お支払い方法は銀行振込みのほか、現金払い、コンビニ払い、クレジットカード払いなど運営会社によって異なります。

書類の返信と入金手続きが完了次第、契約確定となります。

4.入居当日

契約の際に運営会社から鍵の受け渡し方法が案内されますので、それに従って鍵を受け取ります。鍵の引き渡し方法には、物件を管理している事務所で受け取る方法や、物件内の管理事務所で受け取る方法などがあります。

また、最近ではデジタルロックテンキーが導入されている物件もあり、鍵を受け取る必要なく入室できるマンスリーマンションも増えてきています。

事務所で直接手続きが必要なケースも

オンライン化が進んだ昨今では、郵送やFAXで手続きができるマンスリーマンションも多くなってきました。とはいえ、申込みから鍵の受け取りまですべて事務所を通さずに行えるマンスリーマンションはまだそれほど多くありません。

例えば、大手不動産会社が運営するマンスリーマンションの場合、直接事務所へ出向かなければ契約をすることができません。申込みまではオンライン上で完了しますが、最終的には事務所で手続きを行わなければならず、大きな負担になりました。

また、鍵の受渡しのために数駅離れた管轄事務所まで足を開こば無ければならず、鍵を受け取るだけでも苦労しました。

申込みから入居までオンライン上で済ませたいという方は、郵送やFAXで契約手続きが行えるマンスリーマンションを選ぶことをおすすめします。さらに、鍵を使わないデジタルロック式の物件や、マンション内の管理事務所で直接鍵を受取ることのできる物件を選ぶことで、事務所に足を運ぶ手間を省くことができます。

賃貸とマンスリーマンションの違い

マンスリーマンションは、一般的な賃貸物件と比べ入居手続きが簡略で、複雑な審査はほとんど行われません。これは、マンスリーマンションと一般的な賃貸の契約形態が異なるためです。

賃貸物件には「普通借家契約」「定期借家契約」の二つがあり、通常の賃貸は前者、マンスリーマンションは後者に分類されます。

・普通借家契約

普通借家契約の契約期間は1年以上で、一般的には2年契約となっています。契約は自動的に更新され、正当な事由がない限り貸主が一方的に解約することはできません。収入や貯蓄などの入居審査があるほか、保証人を用意したり、保証会社に加入したりするのが一般的です。オンライン上で入居までの手続きをすべて終わらせることは基本的にできません。

・定期借家契約

マンスリーマンションを含め、定期借家契約では契約期間の定めがなく、1年未満の契約も可能となっています。契約期間が終了すれば、貸主は正当な事由がなくても契約を終わらせることができます。また、貸主と借主が合意すれば、再び契約することも可能です。不動産会社により審査の内容は異なりますが、収入審査や保証人が不要で、簡略な審査のみとなっているところが多いです。

・旅館業

普通借家契約・定期借家契約が「不動産業」に該当するのに対し、ホテルや一部のウィークリーマンションなどは「旅館業」に該当します。旅館業は審査がないため、オンラインや電話で宿泊手続きが完了します。

旅館業に則って運営されている物件を除き、マンスリーマンションは定期借家契約に分類されるため、身分証の提出や緊急連絡先の記入が必要になります。しかし、通常の賃貸物件のような審査は行わないところが多く、郵送やFAXのみで入居手続きを済ませられる運営会社も増えてきています。

オンライン上で手続きが行えるマンスリーマンションを選べば、遠方の物件を借りる時でも手間がかからず、スムーズに契約を進めることができるでしょう。運営会社によって入居までの流れや鍵の受け渡し方法が異なりますので、契約書を交わす前によく確認することが大切です。キャンセル料金や入居期間の変更方法などにも目を通しておくようにしましょう。